カブトムシの飼育箱
ども。
今日も生きかた探索中Dadです。
僕が幼いころ、祖父が庭に大きなカブトムシの飼育箱を作ってくれました。
中には20匹近いカブトムシとクワガタがいて、そこはまるで小さな森。
その体験がずっと心に残っていて——
いつか、あの「小さな森」をもう一度、自分の手で作ってみたいと思っていました。
目指したのは“登れる飼育箱”
プラスチック製の既製品の飼育箱では、カブトムシがツルツルと滑って登れない姿を見るたびに、どこか心が痛んでいました。
「もっと自然に近い環境を、手軽に作れないか?」と考えた末、木と金網を使った飼育箱をDIYすることにしました。
設計のこだわりポイント
ホームセンターで売っている既製の木箱に“はめ込み式”の飼育スペースを設置しました。
土を交換しやすく、季節が終われば土を返して片づけられるマンションのベランダにも置けるコンパクトサイズ 通気性がよく、登れる壁面でストレスフリー 上部は金網+ロック付きのフタで安心です。
使った材料と道具
材料
- 木箱(既製品パイン集成材)
- 角材(30mm角)×4本
- 金網:LIFELEX「工作ネット」(45cm×1m/亜鉛メッキ)
- MDF材(天板・フタ)
- 木球(つまみ用)
- 蝶番、ロック金具
道具
- 電動ドライバー
- クランプ
- のこぎり
- タッカー
作り方の手順
- 木箱に支柱を立てる
まずは、既成の木箱をベースに、杉角材で4本の支柱を取り付けます。
クランプで仮止めしながら、位置と直角をしっかり合わせてネジ留め。 - 上部に枠を組む
支柱の上に、MDF材で作った四角枠を固定。
ここが金網の固定と、フタの支えになります。 - 金網を巻いて固定する
金網を支柱に巻きつけ、タッカーやビスでしっかり固定。
端は内側に折り込んで、安全性を確保しました。 - フタとロックで仕上げ
フタは蝶番で開閉式にし、木球のつまみとロック金具を取り付け。
開閉もスムーズで、お世話もしやすくなります。また、カブトムシ、クワガタはかなり力持ちで、蓋くらいの重さは簡単に開けてしまいます。
使ってみて感じたメリット
- 木製なのでカブトムシがしっかり登れる!
- 土の交換がラクで、衛生的に保てる
- シーズンオフは土を自然に返して、飼育箱は収納可能
- プラスチックにはない温もりと愛着が湧く!
今年の夏は、自分だけの「小さな森」をつくろう
幼少期の祖父との思い出。夏休みといえばカブトムシ採取と飼育箱でした。自宅の近くにあった森に入っていって、ハチミツトラップを仕掛けたり、家族がまだ寝ている夜明け前に眠い目をこすりながら、祖父とカブトムシを探したりしました。
その幼少期の祖父との思い出を子どもたちと一緒に再現できたことが嬉しいです。
この夏は、ぜひ手作りの飼育箱で、自然の循環と生き物の暮らしを体感してみてくださいね。
ではまた!