僕のものづくりの原点
ども。
今日も生きかた改造中Dadです。
『ガンダム』と『ガンプラ』
僕ら世代で、ハマらなかった男子はいないのではないでしょうか?
そのくらい一世風靡した「ガンダム」と「ガンプラ」。
僕も御多分に漏れずドハマりしました。
このふたつは、僕のものづくりの原点といっても過言ではありません。
小学生の頃、近所の古本屋で一冊の本に出会いました。
タイトルは『機動戦士ガンダムプラモ改造法』。
当時、たしか古本で600円くらいだったと思います。
小学生にしては高い買い物。
何度も古本屋に通っては立ち読みして、迷って……。
寝る前に思い出して、また古本屋に行って、それでもやっぱり迷って。
購入した夜は興奮しながら読み進めたのを覚えています。

『ドム』の改造に受けた衝撃
なかでも強烈に印象に残っているのは『ドム』のプラモデルの改造。
両脚に小型モーターを取り付けて、胴体に基盤を埋め込んで、ラジコンにしてしまうのは衝撃的でした。
ただのプラモデルが、自分の手で動き出す。ラジコンがまだ珍しい、当時の技術ではそれはそれは凄いことでした。こんな世界があるのか!と、子どもながらに衝撃を受けました。
妄想と夢をハガキに詰め込んだ日
たしか、コロコロコミックだったか、バンダイだったか。
漫画『プラモ狂四郎』に出てくる「シミュレーションルーム」を作ってください!と、つたない文章で妄想いっぱいの夢を、ハガキの裏に鉛筆でびっしり書いて送ったこともありました。
もちろん返事は来ませんでしたが、それでも僕の心は満たされていました。
妄想からはじまるものづくり
振り返ると、僕の工作はいつも“妄想”からはじまっている気がします。
「こんなふうに動いたらいいな」
「こんな装置があったら面白いな」
「誰も作ってないなら、自分で作っちゃえばいい」
あの頃、ドムをラジコンに改造する記事に夢中になったように。
頭の中にしかなかったものを、手を動かしてカタチにする。
それが今の僕に受け継がれている気がします。
市販のものでは満足できない
今はもう、プラモデルはほとんど作らなくなりました。
けれど、そのかわりに僕は「暮らしの自給」をしています。
たとえば最近は、防音仕様のトリマー台や、折り戸式の木製網戸などを作っています。
どれも、「あったらいいな」を自分でカタチにしていったもの。
子どもの頃の「妄想ハガキ」が、今の「ものづくり」になっている。
そんなふうに思うと、過去と現在がつながっているのを感じます。
市販のものでは満足できない。
自分の手で、自分のサイズで、自分の暮らしにぴったりのものを。
それは、あのとき夢中になった“ガンプラ改造”と、同じことをしているのかもしれません。
ではまた!