【援農日誌】素足で感じた泥の心地よさ@まるほ農園
梅雨の合間の、最高の田植え日和

ども。Dadです。
いつもお世話になっている援農先のまるほ農園さんで、田植え体験をしてきました。
昨年秋に稲刈りの体験をさせてもらいましたが、田植えは今回が初体験です。稲刈りは「実りを受け取る」作業でしたが、田植えは「これから育っていくものを土に託す」作業。同じお米に関わる作業でも、気持ちの向き方がまるで違います。
梅雨の合間の休日、半袖でちょうどいい陽気。風も穏やかで、じっとしていると少し汗ばむくらいの、まさに最高の田植え日和でした。
この日は総勢約10名が集まり、明日も同じくらいの人数が来るとのことで、2日間に渡って賑やかになりそうです。田植えって、やっぱりみんなでやるものなんだなと改めて感じます。
午前は実家の梅の木、午後から田んぼへ
参加は午後から。
午前中は実家の裏庭に生えている梅の木の剪定作業をしていました。塀を挟んだお隣さんの敷地まで枝が伸びてしまい、梅の実がポトポトお隣の庭に落ちてしまうとのこと。この機会にしっかり枝を整えてきました。
梅の木を切って、片付けて、汗だくになったところで実家のシャワーを借りて着替えてから出発。そこから愛車の原付で約1時間、田んぼを目指します。6月の風を浴びながら原付を走らせる時間も、なかなか気持ちの良いものです。
到着すると、ちょうどお昼休憩の真っ最中でした。
テントの下でランチを食べながら談笑中の皆さんに合流。まるほ農園の奥様や、息子さんご夫婦とも初めてお会いすることができました。普段の援農では農主さんとお話しすることが多いのですが、ご家族ぐるみでこの農園を支えていらっしゃるのだなと、温かい気持ちになります。
途中、レジェンド相原さんともお話できて、顔なじみの方たちに囲まれる。農作業の前のこういう時間が居心地の良い、豊かなひとときでした。

素足で田んぼに入る感触
さて、いよいよ田植え作業です。
まず教わったのは、稲を2〜3本ずつ手に取って植えていくということ。そして、なるべく列を乱さず直線に植えていくのがコツだそうです。あとから雑草を刈りやすくするために、整列して並べることが大事なのだとか。なるほど、見た目の美しさだけでなく、ちゃんと実用的な理由があるんですね。
横一列で並び、縦横約30センチ間隔で植えていきます。
靴を脱いで、素足になって田んぼの中に足を踏み入れた瞬間。
粘土質のヌルッとした足裏の感触。くるぶし辺りにまとわりつく泥の温度。これがなんともいえない心地よさでした。最初の一歩は少しひやっとするのですが、すぐに慣れて、むしろ気持ちよくなってくる。普段アスファルトの上ばかり歩いている足が、久しぶりに「地に帰った」ような感覚です。
一歩ずつ進みながら泥のなかの感触を確かめます。バランスを取りながら苗を差し込んでいく。単純な繰り返しのようでいて、集中していると頭の中がすーっと静かになっていきます。
周りを見渡すと、みんな同じように黙々と苗を植えている。でも時折、誰かが「あ、曲がっちゃった」と笑ったり、隣の人と間隔を確認し合ったり。静かだけど、穏やかな連帯感のある空気が心地よかったです。
稲刈りのときは「刈る・束ねる」というテンポの良い作業でしたが、田植えはもっとゆったりしていて、水面にちょこっと顔出した葉先を眺めながら「これが秋にはお米になるんだよなー」と大地の神秘に想いを馳せ、始まりの季節ならではの、清々しい時間を過ごしました。
スイカと笑顔で締めくくる一日
何度か休憩を挟みながら、2面分の半分程度まで田植えを終えたところで本日の作業は終了となりました。
午後からの参加でしたが、腰を屈めての作業は思っていた以上に体に効きます。でも不思議と嫌な疲れではなくて、体を使い切った後の爽快感に近い。帰ったらぐっすり眠れそうだなと、そんなことを考えていました。
すると、援農で何回かご一緒させていただいている猟師のAさんが、鳥取の親戚から届いたという大きなスイカを差し入れしてくださいました。
田植えのあとに食べるスイカの美味しさ。これはもう、言葉にするのが難しいくらいの贅沢です。体を動かした後の甘みが五臓六腑に染み渡るとはまさにこのこと。冷たくてみずみずしいスイカが、疲れた体に沁みていきます。
昔ながらの手作業での田植え体験は、充実の楽しいひとときとなりました。今日植えた苗がこれから夏の日差しを浴びて育ち、秋には黄金色の稲穂になる。そう思うと、秋の収穫が今から楽しみです。
ではまた。



