【開催レポート】映画『TERRA ~ぼくらと地球のくらし方』オンライン上映会
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はじめてのオンライン上映会、迎えた朝
ども。Dadです。
2026年8月23日(日)、パーマカルチャー・ドキュメンタリー映画『TERRA ぼくらと地球のくらし方』のオンライン上映会を開催しました。
共催は、ニュージーランド在住のお友だち・マーシャルまりこさん(まりちゃん)。More Greenにとって、オンラインでの上映会ははじめての試みでした。
集まってくださったのは、総勢20名。なかには海外からご参加くださった方もいらっしゃいました。
開催前、正直に言えば少し緊張していました。
はじめての企画で、勝手がわからない。映画をきちんと届けられるだろうか。集まってくださった方に、来てよかったと思ってもらえるだろうか。
その空気をやわらかくほどいてくれたのは、ニュージーランド在住の参加者の方でした。
開始のご挨拶のあと、即興でマオリ族のはじまりの歌を歌ってくださったのです。
画面越しに歌声が届いた瞬間、場の温度が変わったのがわかりました。「これから何かが始まる」という感じ。日本とニュージーランドと、それぞれに散らばった皆さんが、同じ時間に集まっているのだと実感できた瞬間でした。
思いがけない贈りもののような、和やかな幕開けでした。

なぜ、映画から始めることにしたのか
この企画は、僕から言い出したものではありません。
きっかけは、まりちゃんの知り合いの方がこの映画のことを教えてくれたことでした。そこから「一緒にやりませんか」と共催を持ちかけてくださったのです。
最初にお話をいただいたとき、実は別の所用で受けれませんでした。今回改めてお話をいただいて、これは受けようと即決に近い感覚がありました。
というのも、僕はいまパーマカルチャーセンタージャパンのデザインコースで、パーマカルチャーを学んでいる最中だからです。ちょうど「パーマカルチャーって、結局なんだろう」という問いのど真ん中にいるタイミングだったからです。
『TERRA』は、まさにその問いを扱った作品です。
映画の中の案内人はパーマカルチャリストのソーヤー海さん。日本各地や海外をめぐりながら、パーマカルチャーを暮らしに落とし込んで実践している人や団体を訪ねていくドキュメンタリーです。
我慢や悲観ではなく、楽しみながら地球を再生させている人たちの記録。
自分が学んでいることを、言葉で説明するのはまだ難しい。けれど、この映画を一緒に観ることならできる。そう思ったのが、今回の出発点でした。
それぞれの部屋で観て、また集まってくる
今回の上映会で悩んだのが、通信環境でした。
同時に接続したまま102分の映画を再生すると、回線が不安定になる方が出てくる可能性がある。海外からの参加もある。
そこで、こんな形にしました。
- 開始時に全員でミーティングルームに集合してご挨拶
- 一度ルームから退出していただき、それぞれの環境で映画を視聴
- 視聴後、また同じルームに戻ってきていただく
映画を観ている約1時間40分のあいだ、ルームには誰もいません。少し不思議な時間でした。ちゃんと戻ってきてくれるだろうか、という気持ちも正直ありました。
そして約1時間40分後。ひとり、またひとりと画面に戻ってこられて、交流会&シェア会のスタートです。
設楽 清和さんが、移動中の車の中から

シェア会には、特別ゲストとして設楽 清和さんをお迎えしました。
僕が現在受講しているパーマカルチャーセンタージャパンの代表であり、この映画『TERRA』にも登場されている方です。
しかもこの日、設楽さんは授業の合間の移動中。車の中からご参加くださいました。
30年にわたって日本のパーマカルチャーを牽引してこられた方のお話を、画面越しに聞ける時間。約15分間、参加者からの質問にもひとつずつ答えてくださいました。
なかでも印象に残っている方が多かったのが、この一言です。
パーマカルチャーって、楽しいんだよ!
正しさや使命感ではなく、楽しいから続く。学び手として、僕自身も背中を押された言葉でした。
そして最後は「See you!」と、なんとも軽やかな言葉を残して退出されました。お忙しいなか無理を聞いてくださって、本当にありがとうございました。
コンポストのみやさんも登場
設楽さんが退出されたあとは、僕とまりちゃんの共通の友人である、LFCコンポストアドバイザーのみやさんもゲスト出演してくださいました。
コンポストとの向き合い方、これからの環境配慮のこと。かしこまった講義ではなく、ざっくばらんに話していただけたのがよかったと思っております。
映画で観た「循環」が、そのまま台所の話につながっていく感覚がありました。
最後はおひとりずつ自己紹介とコメントをいただいて、予定の時間でいったん区切りました。
ところが、そこから話が止まらなくなりまして。
区切ったあともそのまま雑談が続いて、ご都合のついた方からぽつぽつと退出されていく。最後のおひとりが退出されたのは、予定より1時間半後でした。
終わりの時間が決まっていない場になったこと。それ自体が、この会の空気を表していたように思っております。
想像していたよりも、はるかに実りの多い会になりました

終わってみて感じているのは、映画は「入口」だったということです。
観て終わりではなく、そのあとに話す時間があったから、それぞれの暮らしの話になった。同じ価値観を持つ方たちと、その場で繋がることができました。
アンケートでも、こんな声をいただいています。
パーマカルチャーは農業の手法と思っていましたが、人と自然がともに豊かに生きるための関係をデザインする考え方そのものと知り、とても学びが多い上映会でした。
今までの暮らしをすべて否定して別の生き方へ導くのではなく、今いる場所、今の暮らしと自然をどうしたら再接続できるか?という考え方なら、心がとても明るい気持ちになりました。
この「今いる場所から、もう一度自然とつながり直す」という受け取り方は、僕にとっても発見でした。田舎に移住しなければ始められない、という話ではないのだと。
もちろん、反省点もあります。
シェア会の時間配分は、もっと「語り合う時間」に寄せたほうがよかった。画面の切り替わりが落ち着かないというご指摘もいただきました。次回に活かします。
そして、いただいた声のなかで多かったのがコンポストへの関心でした。都会でも今日から始められることとして、次の企画を考えているところです。
はじめての試みでしたが、映画と対話を通じてパーマカルチャーを伝え、同じ方向を向いている方たちと繋がれた。想像していたよりも、はるかに実りの多い時間になったと思っております。
誘ってくれたまりちゃん、お忙しいなかご出演くださった設楽さん、みやさん。そしてご参加くださったみなさま。本当にありがとうございました。
ではまた。
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この記事に登場いただいた方々
マーシャルまりこさん
https://www.instagram.com/mariko__permaculture/
パーマカルチャーセンタージャパン
LFCコンポストアドバイザー/みやさん



