援農日誌|夏の日の午後、甘唐辛子のネット張り@貴山農園

目次

ども。Dadです。

朝から涼しさを感じる夏の午後。前日まで泊まりのセミナーを受講していたので、援農仲間のFさんからのお誘いを一度はパスさせていただいていました。

それでも、土に触れたくなり、久しぶりに、いつもの貴山農園さんへ援農に行ってきました。

畑に着いて、少し雑談をしてから作業に入ります。久しぶりに会う仲間とは、話したいことがたくさんあります。

最近どうしているのか。前回から何が変わったのか。そんな話をしながら、畑の様子を見ていきました。

土の上に立って、知った人たちと話す。それだけで、身体の中にたまっていたものが少しずつほどけていくようでした。

甘唐辛子の頭上にネットを張る

この日の作業は、甘唐辛子の頭上に誘引のためのネットを張っていくことでした。

1畝25メートル。それが20畝弱あります。3人で役割を分担しながら、順番にネットを張っていきます。

ひとりはネットを張りながら、たるまないように引っ張る。左右両脇では、2メートル間隔で支柱を差し込んでいく。

単純に見えて、長い畝をまっすぐ仕上げるには、互いの動きを見ながら進める必要があります。ネットを持つ人が少し先へ進み、支柱を立てる人が追いつく。畑の上に少しずつ形ができていきました。

作業をしながら話に花が咲くのも、援農のよいところです。

気づけば積もる話をしながら手を動かしている。畑仕事は、会話のための場所にもなっています。

4人目の援農仲間が加わる

途中から、近所に住むIさんも援農に加わってくださいました。ひとり増えるだけで、作業の進み方が変わります。

Iさんは、市が開催している援農ボランティア養成講座に参加し、そのつながりで貴山農園さんに足を運んでくださった方です。普段は家庭菜園を楽しんでおられるそうです。

こうして新しい人が畑に加わり、農園の人や援農仲間と一緒に作業をする。その場に立ち会えたことが、うれしく感じられました。

援農ボランティア養成講座がつなぐもの

援農ボランティア養成講座は、いくつかの生産者さんと提携し、農業体験を行いながら、農家さんと畑に興味がある人をつなげる制度です。

農業に興味があっても、いきなり農家さんを訪ねるのは少し勇気がいります。どこへ行けばよいのか、何をすればよいのか、誰に声を掛ければよいのか分からないからです。

その間に講座や自治体の窓口があることで、畑に興味を持つ人が最初の一歩を踏み出しやすくなる。農家さんにとっても、作業を手伝ってくれる人と出会うきっかけになります。

こういった制度がもっと認知されて、地域のあちこちに広がっていけばよいのになと感じました。

農業は、食べ物をつくる仕事です。同時に、人と人が出会い、土地との関係をつくる仕事でもあります。援農は、その入り口になれるのだと思います。

約3時間のネット張り、その後は除草

ネット張りには、約3時間かかりました。

長い畝を歩き、ネットを引っ張り、支柱を差し込む。作業が続くと身体は疲れますが、目の前の畝が少しずつ整っていくのを見ると、手を止めずに進めたくなります。

ネット張りを終えると、ハウス畑へ移動して除草作業をしました。強い日差しの下とは違う、ハウスの中の空気。しゃがんで草を刈り、作物の周りを整えていきます。

そして、この日の作業を終了しました。

土に触れ、仲間と話す贅沢

久しぶりの援農でした。

前日までセミナーを受講していて、頭の中にはたくさんの情報が詰まっていました。そこからいったん離れて、土に触れ、身体を動かし、知った仲間と話す。

その時間が、とても贅沢に感じられました。

何か特別なことをしなくても、畑に立って、誰かと一緒に作業をする。ネットを張り、草を抜き、今日の仕事を終える。

そんな一日が、心と身体を元の場所へ戻してくれることがあります。

今回の援農で出会ったIさんのように、制度をきっかけに畑へ来る人が増えていく。そして、農家さんと地域の人がつながり、援農の輪が少しずつ広がっていく。

土に触れたい人と、手を借りたい畑。その間をつなぐ仕組みが、これからも育っていくといいなと思います。

ではまた。

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