「ナリワイ“X”講座」から学ぶ“好きで生きる”働き方

ども。
今日も暮らしかた探索中Dadです。
先日、ダウンシフターズの髙坂勝さんが講談する無料オンライン講座「ナリワイX講座」を受講し、改めて“働くこと”と“暮らすこと”の境界について考えさせられました。
ナリワイとは? 「X」に込められた自由な働き方
講座のテーマは「半農半X」の“X”――つまり、自分にしかできない小さな仕事づくり。
春に1泊2日のセミナーにも参加していたことがあり、概要は理解していたつもりでしたが、今回はより深い部分で「ナリワイ」の意味が胸に残りました。
髙坂さんは、雇われずに、暮らしと遊びの延長線上で働くことを提案します。
それは、効率や拡大を追うのではなく、ちょうどいい範囲で循環を生み出す働き方。
「雇ワレズ、遊ブ/働ク/暮ラス」という言葉に、まさにその姿勢が表れています。
特に心に残った言葉「この世のビジネスはすべて代行業」
講座の中で、特に印象に残ったのが次のフレーズでした。
「この世のビジネスはすべて代行業」
「本来、商売は売り手と買い手が対等な立場である」
たとえば、髙坂さんが以前経営していたBarの話がありました。
家でお酒を買って飲んだり、料理を自分で作って食べれば、費用は半分以下で済みます。
それでも、人はわざわざ僕の店に来て飲み、食べ、語り合います。
そこには、お酒や料理以外にも「店の雰囲気」「店主や他のお客さんとの会話」「流れる音楽」など、その“場”にしかない価値があるからです。
お金を払う人が上、もらう人が下という関係ではなく、
「対等な関係の中で、少しだけ特典(付加価値)をつけてあげる」――
そうすることで、お互いが気持ちよく、またこの店に来たいなってなる。
それが本来の商いのかたちなのだと仰りました。
加えて冗談まじりに「その特典は“エッチな本”とかでもいいんだよ(笑)」と、相変わらずな“髙坂節”でしたが、単刀直入で飾らない、強い言葉に毎回聞き入ってしまいます。


“好きを全部入れ込む”というナリワイの原点
講座では、「好きを全部入れ込む」「嫌なことはしない」「楽しすぎる」といった言葉も印象的でした。
ナリワイとは、努力や我慢の延長線にあるものではなく、“楽しむ力”そのもの。
お金に頼らず、できることを増やす。
必要なものを自分で入手する力を身につける。
地域のつながりや循環を大切にする。
そんな積み重ねの中から、自然と「仕事」が生まれていくのだと感じました。
「人間には“他人を幸せにしたい”という本能がある」
ナリワイとは、自分の“好き”や“得意”と、誰かの“うれしい”が重なる場所。
その接点が増えるほど、社会もゆるやかに変わっていくのかもしれません。


まとめ|雇われず、遊びながら、暮らすように働く
ナリワイの本質は、“生き方”そのものにあります。
働くために生きるのではなく、暮らしの中で自然に働く。
雇ワレズ、遊ブ/働ク/暮ラス
そんなリズムを持つ人が増えれば、きっと社会はもっとやさしくなる。
髙坂さんの言葉を聞きながら、そう感じました。
ではまた。



