地域コミュニティに溢れた週末｜チャレンジベースコンペに参加して感じたこと

目次

• 地域に関わるきっかけと、コンペへの参加
• 緊張のプレゼン、本気のまちづくりコンペ
• 翌日は庭づくりワークショップと、まちのつながり
• オーガニックショップ「Koharubiyori ～ こはるびより ～」さんでハロウィンイベント
• 人とまちの関係、そして小さな気づき
• まとめ：地域は、人の手で、想いで育っていく

地域に関わるきっかけと、コンペへの参加

ども。
今日も暮らしかた探索中Dadです。

先週末、隣駅で開かれた「チャレンジベースコンペ」に参加してきました。
Momが参加しているコミュニティも協賛している企画で、最初は「ちょっと参加してみようかな」という気軽な気持ちだったのですが、参加してみると、思いのほか学びと気づきの多い機会になりました。

このコンペは、駅近の空き店舗を活用して、地域の人たちが集まれる居場所をつくるという企画。
地域のNPO団体「ハートフル・ポート」さんと、建築を学ぶ大学生のキャリア支援を行う企業がタイアップし、まちを元気にしていこうという取り組みでした。
地域の高齢化問題、その反面、新たにこの土地に移住してきた若い家族、空き家の増加など、地域が抱える課題を背景に、「どうすれば地域が活性化するか」を考える場でもあります。

ゆったりとした駅前の雰囲気、どこか懐かしい商店街。そんな景色の中で、「空き店舗を人がつながる場に変えていく」というテーマが心に響きました。
「人と人が出会い、また新しい何かが生まれる場所」——そんな場所を想像すると、自然と胸が温かくなりました。

緊張のプレゼン、本気のまちづくりコンペ

応募したのは今年８月。
その後無事一次審査を通過して、最終プレゼン会への参加が決まりました。

気軽な感じで当日会場に着いてみると、想像以上に本格的なコンテストでびっくり。
審査員の方が10名ほど並び、いきなり“本気のまちづくり現場”に放り込まれたような気持ちになりました。

持ち時間は３分。下準備はなし。
「どうしよう…」という焦りもありましたが、そこはもう開き直るしかありません。
頭の中を真っ白にして、感じていることをそのまま言葉にしました。

僕の提案したテーマは

「生ごみを“つながり”にかえるお店」

「この場所を通じて、世代や立場を越えて、まちの人が自然とつながれる空間になればいいなと思っています」と。

残念ながら入賞は逃しましたが、審査員の方から「素晴らしい提案でした」と高評価をいただき、肩の力が抜けて、ホッとしました。
そして何より、発表を終えて他の提案者の方たちと話す時間が楽しかった。
地域を良くしたいという強い想いを持った人たちとの会話から、たくさん元気をもらいました。

翌日は庭づくりワークショップと、まちのつながり

翌日は、Momの活動のお手伝いとして、ハートフル・ポートさんのお庭づくりに参加しました。
テーマは「パーマカルチャー志向のお庭」。
自然と人が共に育つような、やさしい庭をみんなで手づくりするワークショップです。

あいにくの雨で一般参加は中止になってしまいましたが、代表の五味さんをはじめ、関係メンバーでの作業に変更。

雨音の中で土を触り、草を抜き、花の位置を考えながら語らう時間。
静かな中にも温かい交流がありました。
“庭づくり”というよりも、“関係づくり”のような感覚。
自然を介して人がつながるって、こういうことなんだなと実感しました。

オーガニックショップ「Koharubiyori ～ こはるびより ～」さんでハロウィンイベント

午後は、以前紹介した実家の近くのオーガニックショップ「Koharubiyori ～ こはるびより ～」さんへ。
この日はハロウィンイベントで、店内はかぼちゃやガーランドでにぎやか。

地域の方や、近隣のオーガニックショップの老舗「太陽食品」さんからも手伝いに駆けつけていて、地域ぐるみで盛り上げる空気に包まれて、あたたかさを肌で感じるひとときでした。

人とまちの関係、そして小さな気づき

この週末を通して感じたのは、「地域コミュニティ」は特別なものではなく、日常の延長にあるということ。
たとえば、コンペで出会った人たち。ワークショップで土を触りながら話した時間。お店で交わした何気ないあいさつ。
どれも小さな出来事ですが、それらが重なって、まちの温度をつくっているのだと思います。

まとめ：地域は、人の手で、想いで育っていく

駅前の空き店舗、NPOの庭、オーガニックショップ。
場所も人もそれぞれ違うけれど、そこに流れる空気は共通していました。
“地域を想う気持ち”がある人たちが集まると、不思議とあたたかい循環が生まれます。

地域のつながりって、何か大きなことをすることではなくて、
「気になる場所に行ってみる」「誰かの活動を手伝ってみる」
そんな小さな一歩の積み重ねなのかもしれません。

今回のコンペを通して、そして週末の出来事を通して、
私は改めて“人が集う場所をつくる”ことの意味を感じました。
これからも、地域の中にある小さなつながりを大切に育てていきたいと思います。

ではまた。