「カブトムシ愛が世界を救う」無料オンライン講座に参加した話
目次

「カブトムシ愛から世界を救う?」
社会起業家のリアルに学ぶ循環ビジネスの力
ども。
今日も暮らしかた実験中Dadです。
オンラインセミナーでご一緒している仲間に教えてもらった、無料オンライン講座に参加しました。
その名も――
「カブトムシ愛から始まった!世界を救う、循環ビジネス」
インパクト大なタイトルですが、内容はさらにインパクトがありました。
社会課題を“ビジネス”で解決する力
この講座は、仙台市とボーダレスジャパンさんがタッグを組んで提供している
【東北ソーシャルインパクトブースター】という社会起業家支援プログラムの一環として行われています。
登壇されたのは、「カブトムシの養殖」から始まった循環ビジネスの立役者――
株式会社TOMUSHI 代表の石田さん
ちなみに社名の由来は、株式会社を略すと(株)になって、繋げるとカブトムシになるからだそう。
さらに、クワガタムシ派の社員もいるので、ロゴマークはクワガタムシのハサミをモチーフにしたそう。
この掴みのアイスブレイクトークで僕の心は鷲掴みでした。

社会課題に挑むリアルなストーリーから学ぶ
石田さんの話は、理路整然としながらも、ただの「成功ストーリー」ではない、
“泥くささ”と“人間くささ”に溢れた内容でした。
石田さんは、最初の共同経営ではうまくいかなかったそうです。共同経営による方向性の違い。2度目の起業では資金が底をつきかけた苦しい状況から、周囲からのアドバイスを受けて“残土”に着目し、新たなビジネスへと軌道修正。そこから見事にV字回復を遂げたこと。
事業の成長過程でも、人事や組織の課題に何度もぶつかりました。
その中で「ビジョンの明確化」の重要性を訴えられていました。
第三者の方にも相談しながらビジョンを定めたところ、事業が急成長を遂げたというエピソードが印象的でした。
また「共感のブランディング」という言葉も印象的でした。

さらに、有名になると関東へ移ってこないかというオファーたくさんいただくようになったそうなのですが、地方拠点にとどまりました。
その理由は、親族の同意を得られなかったこともありますが、地方に拠点を置くことをチャンスと捉えた。
例えば、地方の方がメディアに取り上げられやすい。雇用問題の解決など地域との関係性も築きやすいと仰ってました。
そして最後に、石田さんが社会起業家として伝えていたのは、
社会課題に取り組んでいるからといって善意だけではよくない
資金繰りにいつも困っているのは、持続可能とは言えない
“収益化を目指す”ことが本当の社会起業家だと思う
第1期受講者さんの事例紹介
講座内では、第1期の受講者による実際取り組まれているビジネスも紹介されました。
● 裂き織(さきおり)で障がい者の雇用課題に取り組む
● 地方女性の雇用をサポートするビジネス
どちらも「ビジネス」として社会課題に向き合いながら、地域に根ざしたアクションを展開していて、本当に刺激を受けました。
■ まとめ:共感を得て、社会課題に取り組む
石田さんの話はどこまでもリアルで、等身大。
僕は個人事業を目指していて、事業展開をするつもりはないけれど、うまくいかなかった時のことも、資金が尽きかけたことも、包み隠さず語ってくれて、とても勉強になる講座でした。
紹介してくれたセミナー仲間に感謝です。
ではまた!