【工房日誌】空き家を再生して工房に|念願の作業場を手に入れた日

ども。今日も暮らしかた探求中Dadです。
ずっと探していた作業場をついにお借りすることができました。Momの友人であるYさんのご厚意により、念願が叶った瞬間です。
作業場探しに至った経緯から、実際に工房として整えていく過程までをお伝えします。
息子への「部屋の引き渡し」が、外の世界へ連れ出してくれた
これまで僕は、自宅マンションのリフォームがされていない一室を作業場として使っていました。小さなスペースながらも、そこは僕のものづくりの拠点でした。木材を切って組み立てたり、塗装をしたりと、限られた空間の中で工夫しながら制作を続けてきました。
しかし、転機が訪れます。長男が受験期に入り「勉強部屋が欲しい」と言い出したのです。子どもの成長は嬉しいことですが、同時に僕の作業スペースがなくなることを意味していました。仕方なくMomと協力してセルフリフォームし、長男に引き渡すことになりました。
その後、僕はリビングやベランダで制作を試みました。小さな作業であれば何とかなりますが、大きな音が出る電動工具や、木くずが舞い散る作業は、近隣の方々への配慮を考えると、思い切った作業ができません。そこで作業場探しを始めることにしたのです。


一度は諦めた「空き家」とのご縁。タイミングが教えてくれたこと
実は、今回お借りすることになった空き家の存在は、以前から耳にしていました。ただ、当時の僕はメンタルダウンで休職したばかりで、将来のことも何も決められない状態でした。自分が何をしたいのか、どう生きていきたいのか、将来への不安で頭がいっぱいで、新しい場所を借りるなんて想像もできませんでした。
そのため、せっかくの情報もそのままになっていました。心と体が回復し、少しずつ前を向けるようになってから、改めて作業場探しを再開しました。Momが友人である、そのYさんに相談してくれたところ、不思議なもので、一歩踏み出す覚悟が決まった今、再びそのお話が繋がったのです。
場所は原付バイクで40分ほどの距離にあります。もともとは会社の事務所として使われていた建物で、大きな事務机や書類棚、そして大量の書類がそのまま残されていました。正直なところ、最初に見たときは「これを本当に工房にできるのだろうか」という不安もありました。
でも、ここには可能性がありました。騒音を気にせず作業ができる環境です。僕はスピリチュアルなことは詳しくないけれど、この地域は「神」という字が3文字も含まれている、なんだか縁起の良さも感じます。この場所を工房として生まれ変わらせることにしました。


工房への第一歩|整理と改装作業
作業場を使えるようにするため、まずは残されていた事務用品や書類の整理から始めました。大家さんのYさんも一緒に手伝ってくださり作業を進めました。古い書類や本棚を処分し少しずつ空間が広がっていきます。
整理が一段落したら、次は床と壁の改装です。床には合板を敷き詰め、作業時の衝撃や汚れに耐えられるようにしました。壁には表面を白く塗装した野地板を貼っていきます。白い壁にすることで、薄暗かった室内が明るく清潔な印象に変わっていきました。
はじめは薄暗く、少し薄気味悪さすら感じた事務所の跡地。それが整理と改装を進めていくうちに、だんだんと工房らしい雰囲気を纏い始めました。自分の手で空間を作っていく感覚は、何とも言えない充実感がありました。
今はまだ整備の途中ですが、もっと整えて、ゆくゆくは制作活動だけではなく、ここでワークショップも開催できたら良いなと淡い期待が膨らんでいます。都市部で暮らしながらも、ものづくりや自然との関わりを大切にしたいと思っている方々と、この場所で出会えたら素敵だなと思うのです。
一歩ずつ理想の環境へ
念願の作業場を手に入れることができたのは、MomやYさんをはじめとする周囲の方々の支えがあったからこそです。
メンタルダウンしていた頃の僕には考えられなかった作業場探し。傍目では大したことが無いかもしれませんが、僕にとっては形にできる拠点があるだけで大きな前進です。
これから「工房日誌」として、この作業場での制作活動や改装の様子をお届けしていきたいと思っています。
ぜひ一緒に見守ってください。
ではまた。


