【援農日誌】まるほ農園でコマツナの植え付け|自然に寄り添う丁寧な手仕事

目次

手間を惜しまない自然農だからこそ、野菜は力強く育つのだと実感しました

ども。
今日も暮らしかた探求中Dadです。

暖かい日差しが差し込む午後、まるほ農園さんの畑にお邪魔しました。原付バイクで約1時間。少し早めに出発したつもりでしたが、時速30kmの道のりは思った以上に長く、到着は約束の時間を少し過ぎてしまいました。

作業準備をしながら、談笑をしつつ本日の作業に移ります。元小学校教師の北條さんは、子どもたちに地元の農業や食の大切さを伝える活動もされていて、午前中は地域の小学校の総合授業で「地産地消」のアドバイザー的な役割で授業に参加していたそうです。

北條さんの活動は、畑で野菜を育てるだけじゃなく、地域に循環を生み出す取り組みでもあるんだと感じました。僕も都市部で持続可能な暮らしを探求する中で、こうした地域との繋がりの大切さを学んでいます。

土を耕さない畑には、自然の営みがそのまま残っているからです

作業場所は、病院に隣接した通称「病院畑」です。まずは、枯れ草がこんもりと覆いかぶさった畝を、鎌を使って丁寧に整地するところから始まります。

自然農の畑は不耕起なので、雑草や根っこが複雑に張り巡らされた土の表層だけを整え、そこに種を撒いていきます。他の畑とはまた違う、まさに「自然のまま」といった力強い土の状態を手のひらで感じるのは、効率よりも大切にしているものがあることに気づかされます。そしてその積み重ねが、味や力強さにつながっているのだと実感することができます。

すじまきで種を撒く。ここにも自然農ならではの循環の知恵

コマツナは「すじまき」という方法で種を撒きます。整地した畝に、指で4条(4列)の筋を作っていきます。そこにタネを撒き、再び指で優しく土を被せてから、最後は手のひらでしっかりと鎮圧します。仕上げに、枯れ草を被せて「敷き藁」の代わりにします。

機械を使えば一瞬の工程かもしれませんが、手作業だからこそ種の感触や土の湿り気を感じ取ることができます。枯れ草を被せて敷き藁をし、乾燥を防ぎます。自然農では、この枯れ草もまた重要な役割を果たします。雑草は敵ではなく、土を守る仲間です。この一連の流れには、そこにあるものを循環させる知恵が詰まっています。

細かいコマツナのタネ
細かいコマツナのタネ
筋に筋まきしていきます
筋に筋まきしていきます
細かいタネ見えますか?
細かいタネ見えますか?
覆土して手のひらで鎮圧します
覆土して手のひらで鎮圧します
覆土したタネの上に敷き藁をしていきます
覆土したタネの上に敷き藁をしていきます
上から不織布とトンネルを張って完了です
上から不織布とトンネルを張って完了です

自然に寄り添う姿勢が、野菜の味をつくるのだと思います

約25メートルの畝に種をまき終えるころ、空が夕暮れ色に変わってきました。不織布をかけ、トンネルを張り終えたところで本日の作業は終了です。

力仕事と繊細な作付け作業を終えた後は、心地よい疲れとともに身体がすっと軽くなるような感覚がありました。自然の中で土に触れることは、僕にとって何よりのリフレッシュです。

自然農の畑に立つと、人が主役ではなく、あくまで自然の循環の中で作物を育てている感覚になります。急がず、壊さず、奪わず。効率やスピードが重視されがちな世の中だからこそ、こうした時間の使い方はとても贅沢に思えます。けれど、その積み重ねが力強く美味しい野菜を育てるのだと感じられます。

芽が出るのはもう少し先ですが、畝にコマツナの葉が並ぶ日を想像すると今から楽しみです。

ではまた。

無料メルマガ講座『モアグリ通信』

オーガニック×農×工作=持続可能な暮らし」をテーマにお送りする
無料メルマガ講座『モアグリ通信』の詳しいご案内はこちら

いますぐ無料メルマガ講座『モアグリ通信』を読んでみたい方はこちら