【イベント開催レポート】ORGANIC MINI KIDS FES ~ あそんでまなぼう!いのちと未来がつながるしくみ ~
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オーガニックを子どもと楽しむ一日
こんにちは、Momです。
夏休みも終盤の2025年8月25日、横浜の有機野菜レストラン「Farm Deri & bar(ファームデリ&バー)」で 「オーガニックキッズフェス」 を開催しました。
「子どもたちにオーガニックを体験してもらう」「命の循環を感じてもらう」ことを目的に、地域の仲間と一緒に企画したこのイベント。
会場には、子どもたちの元気な声と笑顔、そしてお父さんお母さんの温かいまなざしが広がり、終始にぎやかで楽しい雰囲気でした。
この記事では、その様子をイベントレポートとしてお届けします。
オーガニックやサステナブルな暮らしに関心のある方、そして「子どもと一緒にできる体験」を探している方にも参考になればうれしいです。
なぜオーガニックキッズフェスなの?
「オーガニック」と聞くと、つい大人が食材を選ぶときの意識に偏りがち。
でも実は、未来を担う子どもたちにこそ「楽しい体験」を通じて知ってほしいテーマです。
子どもに「オーガニックって体にいいから食べようね」と説明するだけではピンときません。
それよりも「自分の手で野菜を触る」「ごみを減らす工夫を体験する」「自然と仲良くする」などの実体験こそが心に残るのです。
今回のフェスは、そんな「遊んで学ぶ」をコンセプトにした初めての試みでした。
伝えたかったメッセージ
イベント冒頭のミニ講話で、子どもたちにこんな問いかけをしました。
「みんなはどこに住んでる?」
「〇〇町!」「〇〇市!」と答えたあとに、少し間をおいて——
「でももっと大きく見てみると?そう、地球に住んでるんだよ!」
その瞬間、子どもたちの表情がキラッと輝いたんです。
そして伝えたのは、次のようなこと:
- 地球には人間だけでなく、木や草、虫や鳥、魚、そして微生物まで一緒に暮らしていること。
- 地球はひとつの大きな「いのち」であり、私たちもその一部であること。
- 食べもの・土・水もつながっていて、自然と仲良くすることは自分を大切にすることにつながること。
このシンプルなメッセージが、子どもたちの心にスッと入っていくのを感じました。
5つの体験ブースで「命の循環」を体感
講話のあとには、子どもたちが実際に「命の循環」を五感で学べる5つの体験ブースをめぐりました。
🍴 食べる -Organic Lunch-
畑で育った有機野菜を使ったランチを試食。
「このニンジン、甘い!」「おうちのとちがう!」と子どもたちが驚く場面もありました。
食材の背景を知ることで「ごはんが畑とつながっている」ことを実感してくれたようです。
🎨 遊ぶ -Organic Art-
野菜の切れ端や皮を使って色を出し、アート作品を制作。
「こんな色が出るんだ!」と楽しそうに筆を動かす姿が印象的でした。
普段は「ごみ」として捨ててしまうものも、新しい価値に変わる体験です。
♻ かえす -Compost-
ランチやアートで出た野菜くずをコンポストに投入。
「え、これが土になるの?」と驚きながらも、「食べたらかえす」の循環を体感しました。
未来の食べものにつながる小さなリレーです。
🛒 量り売り -Shopping-
ゴミを出さないお買い物を体験。
「袋じゃなくて、自分の容器に入れるんだね!」と新しい発見をする子も。
親御さんからも「これならすぐに真似できそう」との声がありました。
🐝 エコラップ作り -Beeswax Wrap-
繰り返し使える自然素材のみつろうラップを手作り。
子どもたちは「かわいい!」「自分で作ったから大事にする!」と大盛り上がり。
家庭に持ち帰ってすぐに使えるエコアイテムです。
どのブースも、子どもたちの「やってみたい!」「できた!」という声でいっぱい。
そのひとつひとつの体験が、未来への小さな種になったと感じます。
小さな手から未来へ
今回の オーガニックキッズフェス は、まさに 「小さな手からはじまる大きな循環」 を感じられる一日でした。
「地球に住んでる!」とワクワクしながら気づいた子どもたちのまなざしは、これからの暮らしを優しく変えていく力になるでしょう。
そして、大人にとっても「子どもと一緒に学ぶことで、自分自身の暮らし方を見直すきっかけになった」という声が多く聞かれました。
オーガニックを知ることは、難しい知識ではなく、日常の中で「体験」することから始まります。
その一歩を子どもと一緒に踏み出せたことが、何よりの収穫でした。
また次回も、地域の仲間と一緒に楽しく学べる場をつくっていきたいと思います。